2017.03.18

どうしても嫌いな人

 嫌いな人って、誰でもいると思うけど
 私にも、います。

 人それぞれなのだから、いいとこを見つけて上手に付きあいましょうと、
 口で言うのは簡単だけど、そうそう出来るものではありません。

 人にはそんなアドバイスをしておきながら
 いざ、自分が渦中に入れば、まずは出来ないものだと思います。

 今、ある人が心の中からどいてくれず、
 私の心はやさぐれています。

 嫌いなのです。
 ただただ、腹が立つのです。

 これは、日にち薬だと思っています。

 そうそう毎日毎日、嫌い、嫌い、なんて
 思うことも又、人は出来ないものですから。

 どうしても、いい事を考えがちになるし、
 反面、嫌なことは忘れていきます。

 自然にそうなるまで、変に説教じみたことを自分に言い聞かせるのはやめて、
 嫌いの気持ちを抱えていようと思います。

 あー、嫌いだ。Mのヤツ。
 不幸になりやがれ、と思っている、
 人間の私。
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2017.01.30

何も解決していない。その2

 夜、ふとんで眠りにつくまでの少しの間
いつも考える事がある。

始めての恋について。

気恥ずかしいけど、本当。

相手の人は、40年近くたった今でも
こんな風に思い出してもらえて幸せだねー、なんて思う。

しかし、思い出してもらえることが、幸せなのかどうかはわからない。

美しい思い出だけではないからね。

でもひとつだけ、間違いのないことは、
あの時、私は、誰よりもいちばん幸せな女の子だと、感じたことだ。

私が、私自身の心で感じたこと。

相手がどうかは知らない。

その後、急転直下、不幸が一気にやってきたのだけど、
私は若くて、未来に希望があったから
乗り越えられた。

そしてまた、何年後かにもう一度ごていねいに
不幸が訪れた。

そして、その次も、また。

結局、向いてないんだな、って、思った。

それでも、今ちゃんと結婚して、子どももいて
幸せなんだけど。

恋なんて、
何だかわからないまま、大人になっちゃって
もうすぐ閉経を迎える、オバサンです。


2017.01.29

何も解決していない。

雨の日の日曜日。

外との交流、自分の仕事、これからの予定、
すべて頭から落として、
家の中で、静かに過ごす。

子どもたちもテスト前で、テンションが低い。

主人は確定申告の準備。

だれもしゃべらない。
テレビもついていない。
メールが来ても返事はあと回し。

ただ、だらだらと家事をかたづけながら
心は、あちこちに旅をする。

大島弓子。
麻乃佳世。
ターシャ・テューダー。
宝塚歌劇。
クイーン。
サマンサモスモスの洋服。
娘時代。

こんなものを頭にめぐらせながら、
ふと、思ったこと。

何も解決していない。

そうです。
何も、何も、解決していない。

大人になるとは、どういうことなんだろう。

解決することではなく、
忘れていくことなんだと思う。


2016.11.16

友達の訃報 その2

 会社の同期のMが亡くなったと聞いて、ショックだった。

昨日、彼女の送別会のときの写真を眺めていた。

たくさんの同期に囲まれて、彼女はやわらかな微笑みをたたえていた。

彼女の周りは、ひときわ華やかな人たちがいる。

私は、いちばん遠くのてっぺんから、顔だけのぞかせている。

かろうじて、笑顔。

そんな私が、彼女へのお供えのお花について
少しでも考える事になろうとは。

Mと特に親しかったAちゃんに相談された形で、あれこれ提案してみたものの、
こんな私が、という思いがずっとあった。

他の同期への連絡についても、
私が伝えるべきことだろうか、とも。

色んな経験を経た事で、
自信過剰になっていないか、と不安に思う。

あの頃は、自信がなくて、消え入りそうな気持ちでいたというのに。







2016.03.01

夢と現実

 私が中、高校生の頃、りぼんで大人気だった陸奥A子の作品集が
昨年末から、本屋に並び始めていて、
たまらなくなって、つい全部買ってしまった。

ずっと大切に持っている、マスコットコミックスは
心底、宝物だけれど、
字の小ささが、最近急激に進んでいる老眼には辛くなってきた。

それに比べて、今回の全集は、漫画としてはかなり大判なので
比較的読みやすい。

今、それを、ホットカーペットに座って、ソファーにもたれ、
膝に毛布をかけて読むのが、何よりの幸せタイムである。

読んでいて、今だにとても楽しいのだけれど、
昔と違うのは、私の心がずいぶんうす汚れてしまっているところである。

昔は、ページの上で繰り広げられるラブストーリーに、
自分の未来を託しながら読んでいた。

それに比べて、今は、
自分の心の奥底に重く沈んでいる過去を
脳裏に浮かべつつ、読んでいる。

陸奥A子の漫画と言えば、背が高く、メガネをかけたアイビールックの男の子が象徴的なのだけど、
ファンなら誰もがそうであるように、
私も、こういう男の子がいいなぁ、と思っていた。

そうして、漫画を読んでいた頃から遅れること10年、
まさに、そのタイプの男性が目の前に現れたのだった。

背が高く、色白で、笑うとメガネの奥の目が優しくて、
当りがソフトで、丁寧で、それでいて気どっていなくて、
ファッションも、陸奥の漫画に出てくる男の子みたいな感じだった。

そんな男性と、ある日突然出会い、突然デートに誘われたのだった。

陸奥の漫画の信奉者として、
ようやくこの時が来た、と私の心は高鳴った。

ページの上に描かれた世界が
ようやく自分のもとへ訪れた、と信じて疑わなかった。

恋する乙女だった。

私の心は、簡単だった。

すぐに夢中になって、運命の出会いだ、と決め込んだ。


しかし、その夢がもろく崩れるまで、たいした時間はかからなかった。

陸奥A子の漫画風のその男性は、
ちっとも陸奥A子の漫画の男性ではなかった。

私に近づいてきたのは、ただの遊びだった。

それは悲しいことで、認めたくないことだったけど、
事実だった。

少女漫画とは、紙の上だけのものだったのだ。

今、そんな事を思い浮かべながら、
陸奥A子の作品集を手にする私である。

今となれば、稚拙なストーリーである。

でも、それが、少女漫画なのだ。

それを知っている私は、
紛れもなく、大人なのである。