2012.01.31

腕時計

 腕時計を初めて持ったのは中学一年生の時です。
電車通学に必要だからと、両親に買ってもらいました。
赤いビニールのベルトのついた腕時計でした。

大学生の頃は、どんなのを使っていたのか
記憶にありません。
一番のんびりと過ごしていた時代なので、
きっと、あまり使っていなかったのではないかな、と思います。
いつも周りに友だちがいて、
必要なときは、「今何時?」って聞いていたような気がします。

会社に入ってからは、自分のお給料で、
ちょっとおしゃれな腕時計を買うようになりました。

バブル最高期で、外国ブランドが流行っている頃でした。
仲が良かった先輩は、Gucciの腕時計をしていました。
洋服の色に合わせて、ベルトが変えれるのです。
私自身も周りの環境も、
華やかで、余裕のあった時代だったと思います。

私は入社してすぐに、クレージュの革のベルトのついた腕時計を買い、
それを長い間使っていました。

会社生活も8年を過ぎた頃、
新しい腕時計が欲しくなりました。

ちょうど夏に向かっていたので、
涼しげで、アクセサリー感覚で使えるような腕時計がいいな、と思っていました。

そんな頃、主人に出会いました。

何度かデートを重ねていたある日、
街を歩いていて、どこに行く?ということになり、
今、腕時計が欲しくて探している、という話をしました。

それまでにも、何度か一人で見に行っていたのですが、
なかなか良いのが見つからず、
もう忘れかけていた頃でした。

何となく、近くの時計屋さんに立ち寄ったものの、
これといったものに出会わず、
その日もそのまま買わずにお店を出ました。

その頃、主人とのおつき合いはまだ始まったばかりで、
これからどうなるかは、私にもわかりませんでした。

その何日か後に、電話で話していたときに、
主人が、「今度、腕時計買ってあげるよ。」と言いました。

私は、唐突でびっくりしました。
そして次にこうも言いました。「ただし、条件があるよ。僕とペアにすること。」

ほぉ〜、と思いましたが、
今から思えば、これが、「くどき文句」だったのです。

もちろん、買ってもらいました。
結局、ペアでは気に入ったのがなく、私のだけを買ってもらったのですが・・・。

先日、家族で神戸に行ったときに、
時計を買ってもらったお店が、まだありました。

私は思わず、「このお店で、お父さんに腕時計を買ってもらったんだよ〜。」
と前を歩いていた子どもたちに、話しかけました。

成り行きを話すと、子どもたちは、
「え〜!腕時計買ってもらったから結婚したの?!」と言っていました。
そういう訳ではないんだけど・・・
そういう訳になるのかな・・・``;

主人はと言えば、全くそのお店のことを覚えていませんでした。

そして、さらにすごいことには、
結婚してから15年、
主人からプレゼントをされたことは一度もありません。

主人いわく、こんなに愛してるのに、他に何がいるんだ?!と言うことです。``;

おそらく彼は、結婚前の一年間で、
私へ一生分のプレゼントをしてしまったのでしょう・・・。
(と思うことにしています。)

明日は結婚記念日。
何か美味しいものを、食べることにしましょう。

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