2012.05.31

ぽっかぽか

 一昨日、娘と外を歩いていた時に、突然の雨と雷に遭った。
怖くて、近くにあった公共の施設に避難した。
雨宿りしている人たちがたくさんいて、皆ガラス越しに外を見ていた。
私たちも、しばらく見事な稲光と横殴りに降る雨を眺めていたが、
なかなか止みそうもないので、中にある図書室に入った。

女性の自立に関する難しそうな本がたくさん並べてあって、
あまり関心がいかなかったが、
そのとなりに、たくさんマンガが置いてある。

マンガいいな〜と思って手に取ったら、娘が、
「あ、これ、○○先生の好きなマンガ。」
と言った。
題名は、「ぽっかぽか」。

○○先生というのは、娘の中学の理科の先生。
37才、独身。結婚歴なし。
いつも白衣を着ていて、小柄で、頭の毛はもう殆どない。
でも、身ぎれいにはしていて、性格も善良そうだ。

ふ〜ん。
どんなマンガかな。読んでみようかな。
借りてみた。

帰って読むと、これは、ほんわか幸せ家族の物語ではないか。
しがないサラリーマンだけど、優しい夫。
家事はてんでダメで子育ても適当だけど、
いつも明るく、疲れて帰った夫を癒してくれる、可愛いい妻。
素直にすくすく育っている、幼稚園に通う娘。

「ちょっと〜。○○先生、結婚したいんだよ、きっと。
 このマンガを愛読してるんだから。」
余計なお世話なことを考えて、娘に言った。
娘も、「そうなんや〜、やっぱり。」とニンマリしている。

でも、このマンガを読んで、つくづく思った。
家事を上手にこなす妻=愛される妻 ではないんだな〜、ということを。

昔、身近にあった話。
ある娘さんが結婚して一年間、毎日腕を振るって夫の為にご飯を作った。
お姑さんが、「同じ料理出てきたことない、って息子が言ってるわ。」
と言っているのを聞いた。

でもしばらくして、その夫婦は離婚した。
夫である男性にとって、その家庭は堅苦しかったそうである。
ふ〜ん、そんなもんか、とその時私は思った。

もしかしてその奥さんは、技術の向上を目指して台所に向かうばかりで、
ご主人の好物を繰り返し作って出す、ということを忘れていたのではないか?ということを今思う。

その好物は、卵かけご飯や冷ややっこのような、
超かんたん料理だったかもしれない。

やっぱり何でも、まずは愛情だな〜と、思うのである。

そんな事を気づかせてくれる、マンガ「ぽっかぽか」。
○○先生に、幸あれ!と願う。


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