2013.05.29

いじめられている子

 雨の日の、小学生たちの登校。

いじめられている子にとって、恐怖は増す。

その原因は、傘。

登校途中で雨が上がると、
子どもたちは、その手に傘を持て余す。

ブンブンと振り回されて、
傘の先が、あっち向いたりこっち向いたり、
見ていてはらはらする。

娘の班を見送って
横断歩道で信号待ちをしていたら、
ちがう班の子たちがやって来た。

その班には、いじめられている男の子がいる。

横断歩道を渡りながら、
ひとりの子がその子に向かって、傘を振り上げた。

こらっ!そんなことしたらアカン!!

大声でどなりつけたら、
「だって、オマエって言うたから。」
と言い訳した。

人に向かって傘を振り上げたらアカン!

もう一度言ったら、
子どもたちは黙って私の前を通り過ぎた。

いじめられている子も、
大きな目をじっとこちらに向けながら、
黙って通り過ぎていった。

悲しげな目。

誰もどうしてあげることも出来ないのだろうか?

周りの大人たちも、知っているはずである。

そんな環境で、
この子は、自分の価値を見いだせるのだろうか?

朝から、胸が痛い。


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