2016.03.28

友達と会うこと

 学生時代の友達と集まるのって、楽しい。

昔話に花を咲かせていると、
気持ちはわくわくと盛り上がる。

全員の顔が、懐かしさで紅潮する。

当時、それほどまで親しくしていたなかった友でも、
意気投合する偶然が生まれたりもする。

ここのところ、こういう集まりが続いたのだけど、
一人の子とは、洋服の趣味で、
一人の子とは、カフェ好きというところで、
もう一人の子とは、音楽の趣味で、
もっともっと話していたい、という
衝動にかられた。

とにかく、こういう集まりは楽しい。

一時、同じ所に、同じ目的で通い合った関係は、
何十年も経てば、思い出という共通の感傷で、
繋がりがぐっと強まる。

昔ポケットに全員がスポッとはまっている瞬間である。

しかし、その時間もいつしか終わり、
又、それぞれの日常に、帰って行かなければならない。

もっと会っていたい、もっと話していたい、
もっと・・・、という寂しさを感じながら、
又ね、楽しかったね、と口々に語り手を振る。

そして、帰りの電車に向かう足取りに、
今を生きる、自分を取り戻す。

本当に楽しかった。
会えて良かった、と思いながら、
現実へと向かう。

それでもこの時、私はいつもひとり、心の中でつぶやくのだ。

バカボンのパパさながらに。

「これで、いいのだ。」と。


関連記事
スポンサーサイト