2016.02.17

卒業

 長女が高校を卒業した。

娘を持つ、ということは、
二度生きる、ということでもある。
(息子しか持たない人は、この意味がわらないようだけど。)

お決まりのように、
今の娘と、自分の高校三年の頃と、オーバーラップさせる。

娘と私は、ちがうか? 同じか? 似てるか?

答えは、はっきりしている。

まったく、ちがう。

先のブログで、私は学校が嫌いだった、と書いたけど、
これは、友だちがいなかった、とか、居場所がなかったとか、
そんなのとは全然ちがった。

ひとことで言って、
飽き飽きしていたのだった。

実のところ、
娘より、ずっと、学校に慣れ親しんでいた。

今の子みたいに、
必ず誰かと行動しないとダメ、みたいな窮屈さはなかった。

平気で一人で行動したし、
自由だった。

友だちは皆、
私という人間を認めてくれていたし、
時には、面白がってくれてもいた。

おそらく、好かれていたー。

それでも、イヤだった。

早く、こんな所から、抜け出したい、と
思っていた。

しかし、その反面、
私は学校に、
自分の居場所をしっかり持っていた。

そういう意味では、
学校は家だったし、
友だちは、姉妹だったし、
先生方は、親だったし、友だちだったし、
恋人であったりも、した。

それでも、家出がしたい子どもの様に、
早く学校を飛びだしたい、といつも思っていたのだ。

抗うことのできない規則というものに、
いつも立ち向かっていたように思う。


卒業以来、
学校には一度も行っていない。

私は長年、その時の自分を
忘れたい、と思っていた。

もっと、ちがう自分が良かった。

青春ドラマに出てくるみたいな、
さわやかな、純真な、
そんなのが良かった。

そんな風に思っていたから。


その時代の自分に比べたら、
私の子どもたちは、
本当に普通で、素直で、真面目でいい子である。

私の様な子どもであったら、
私はとても心配していることであろう。

この時のことは、
今だに、自分の中では、
折り合いがついていないような気がするけれど、
時の流れと共に記憶が薄れるのに、まかせている。


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